活字読んで、爆笑したことありますか?『グローバライズ』木下古栗
どうも凸本凹読(でこもとぼこどく)です。
今日は一段とマイナー作家さんの紹介です。
木下古栗さんです、いやマイナーとか言ってすいません。
好きだから言えるんですよ!
【大先生との出会い】
凸本と古栗大先生との出会いと言えば、
友人のこんな一言から‥‥
「活字読んで、おなかを抱えて爆笑した事ってあります?」
‥‥‥うむ。確かにあんまり活字って爆笑ってないかもな~。
「この作家の本、めっさ笑えまっせ、凸本さん」
おっ?ハードルあげるね?その紹介。
それほどのもんなら読んで見ようじゃないのさ。
結果から言えば、、、、、
大先生でした、大先生ですよ。
【電車の中のいかれポンチ】
さっそく帰り道の書店で購入、電車の乗り込みます。
さてさて読んで見ようじゃないのさ、座って本を開きます、、、、、
時が戻るなら、あなた(自分)に言いたい、
そんなトコロで読むんじゃないと。そう強く言いたい。
10分後、
僕の乗った電車の中にはいかれポンチがいました。
そう、それは確かに僕でした。
ほら、電車の中とかで動画観てて笑いをこらえる事とかありません?
後悔した事ありません?家で観ればよかったやんって。
まさにそんな感じです。
想像してみてください、22時過ぎの地下鉄を。
想像してみてください、紀伊国屋のブックカバーの本を。
想像してみてください、その本を読みながら明らかに笑いをこらえてる男子を。
そう、いかれポンチです。
周りの目が痛い。一番痛いのはたぶん僕。
もう逆恨みで薦めた友人を滅多くそに殴り倒したい。
ここで笑ってはまずい、とは思うが面白い。
じゃあ読むのやめろよ、とは思うが面白い。
これ、絶対文学賞とか取れないでしょ、とは思うが面白い。
これ、いかれポンチ製造器やん。
【言い得て妙】
ウィキペディア先生の表現では、
独特の言語センスからエロ・バイオレンス・パロディを多用する異色の作風。
少しディスられてる感があるのは気のせいでしょうか。
いやっ、でも作品を読むとこの表現は言い得て妙だなと思います。
この文章はこの人しか書けない。
まじりすぺくと。
凸本凹読的には、色んな小説を読んでる人にこそ読んで欲しい。
ある意味、活字の可能性です。
たぶん映像化は出来ないし、音楽の歌詞にもならないでしょう。
小説でしか無理だし、活字だからこその面白み。
言語センスの塊です。