クレイジーボーイは永遠に『ゼロからトースターを作ってみた結果』
どうも!凸本凹読(でこもとぼこどく)です(●´ω`●)
今日もおすすめの本をご紹介します!
今日は『ゼロからトースターを作ってみた結果』です。
今回は芥川賞とかじゃないです。
どうしてもこの本は紹介しておきたかったのです。
一言でいうなら「知的クレイジー」なのです。
【あらすじ?】
紳士の国イギリスの学生が「ゼロからトースターをつくる」ただこれだけです。
トースターってあんまり難しそうじゃなくない?って思いました?
のんのん。
それは「ゼロから」の捉え方が甘ったる過ぎます。
彼はまずこう思います、
「よしっ、鉄鉱石を取りに行こう。」
ねっ?クレイジーでしょ。
彼はホントに鉄鉱石を手に入れます!
いざ精錬って事で、お手製の溶鉱炉的なものまで作ります‥‥‥
そんなこんなで、
マイ力やら、プラスチックやら、原材料から自ら調達しにいくのです。
そして加工まで、
ねっ「知的クレイジー」でしょ。
【凸本凹読的おすすめポイント】
なにがすごいって、大真面目にそしてクレイジーにトースターをつくろうとするトコです。
出てくる知識はすごいんです、ほら鉄の精錬とかしないじゃないですか。
ただ、やってる事はあほそのものです。
この学力と根性の無駄遣い感、それがこの本の魅力です。
なんかもう高度な知識をつかいながら、やってることユーチューバーだもの。
【凸本凹読的学び】
そしてこの本というか作者は、あほの割にしっかりものを考えています。
「こんなに大変なもんこの値段で売ってるのはなんでだ?」
「作ってく過程で出る有害物質の処理は普通はどうしてんだ?」
そう、この本は最高のあほで素敵な実験を通して、
現代産業社会のあり方について考えられる本なのです。
化学知識とかなくても十分に楽しめる本です、ぜひご一読を!!
- 作者: トーマストウェイツ,Thomas Thwaites,村井理子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/09/27
- メディア: 文庫
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